中国東北部でMillenVPNを使ってみた――VPNは「匿名化」のためだけではなかった

B2C

VPNについて調べていると、「プライバシーを守る」「公共Wi-Fiで安全に通信する」
「海外の動画サービスを見る」といった説明をよく目にします。

確かに、それらはVPNの重要な用途です。

しかし、私自身がVPNを必要だと感じた理由は、少し違っていました。

中国東北部でインターネットを使った経験です。

実際に中国東北部でMillenVPNを利用してみると、普段日本で使っているインターネット
とは、そもそも「ネットワークへのアクセス」という前提が違うことを実感しました。

そこで改めて考えたのです。

「そもそもVPNとは、何のために使うものなのだろうか?」

この疑問から調べていくと、VPNには単なる「匿名化ツール」という
説明だけでは捉えきれない側面があることが分かってきました。

普段はWebアプリの開発業務を行っており、これまで無事故でシステムを運用
してきた経験から、一般ユーザーが本当に安全に使えるVPNの使い方を、
エンジニア目線で分かりやすく解説します。

中国東北部で感じた「VPNが必要になる」という現実

私が中国東北部でMillenVPNを利用した際、VPNが
実際の通信環境を左右する道具であることを体験しました。

日本にいると、Googleなどのサービスに
アクセスできることを、つい当たり前だと思ってしまいます。

ところが中国では、インターネットに接続できていることと、
自分が普段利用しているインターネットサービスに
自由にアクセスできることは同じではありません。

中国には「グレート・ファイアウォール(GFW)」と呼ばれる
大規模なインターネット検閲・アクセス制御の仕組みがあります。

そのため、中国国内から海外のサービスを利用する場合、
VPNが単なる「セキュリティ強化」ではなく、
通信環境そのものを左右する存在になります。

私の場合、特に印象に残ったのが中国東北部で
MillenVPNが実際に利用できたことでした。

もちろん、これは「中国ならどこでもMillenVPNが使える」
という意味ではありません。

中国の通信環境は、地域、通信事業者、接続回線、
時期などによって状況が変わる可能性があります。

したがって、私の体験はあくまで「中国東北部で、この環境では利用できた」という実体験として捉えるべきでしょう。

VPNについて調べると、最初に出てくるのは「プライバシー」だった

その後、VPNについて改めて調べてみました。

例えばNordVPNの説明には、Wi-Fi管理者がネットワークレベルの情報を確認できる一方、HTTPSによって検索語や暗号化されたページの内容までは通常見えない、という趣旨の説明があります。

これはVPNを考えるうえで重要なポイントです。

HTTPSが普及した現在、インターネット通信は以前より安全になっています。

しかし、HTTPSだからといって、ネットワーク管理者からすべての情報が隠れるわけではありません。

「どのサービスに接続しているのか」といったネットワークレベルの情報が問題になることがあります。

VPNは、端末とVPNサーバーの間に暗号化されたトンネルを作ることで、この部分の見え方を変えます。

つまりVPNは、単に「怪しい通信を隠す道具」ではありません。

自分の通信を、どのネットワークを経由して外部へ出すのかを変更する道具でもあるのです。

では、VPNを使う人は何を求めているのか?

VPNについて調べていくと、利用目的はいくつかに分けられます。

プライバシー保護

一つ目はプライバシー保護です。

公共Wi-FiやISPなど、自分が完全には管理できないネットワークを経由して通信するとき、VPNによって通信経路を保護したいという考え方です。

カフェ、ホテル、空港などのWi-Fiを利用する人にとっては、分かりやすいVPNの用途でしょう。

地域制限への対応

二つ目は、地域によるアクセス制限です。

海外から日本のサービスを利用したい、あるいは特定地域向けのサービスにアクセスしたいという場合があります。

この場合、VPNサーバーの所在地によって、インターネットから見えるIPアドレスを変更できます。

検閲やアクセス制限への対応

そして三つ目が、私が中国東北部で強く意識した用途です。

ネットワークそのものによってアクセスできるサービスが制限されている場合です。

ここでは「プライバシーを守りたい」という話だけではありません。

「そもそも、このサービスに接続できるのか?」という問題になります。

中国でVPNについて考えると、この違いが非常に分かりやすくなります。

中国でLINEを使う場合にもVPNは関係するのか?

中国でLINEを利用することを考えると、VPNの意味がさらに分かりやすくなります。

ただし、ここには一つ注意点があります。

LINEの利用には、VPNだけでは解決できない問題があります。

LINEはアカウントや電話番号との関係があります。そのため、「VPNで日本のIPアドレスになれば、中国で新しいLINEアカウントを自由に作れる」という単純な話ではありません。

すでに日本で登録しているLINEを中国滞在中に利用するケースと、中国国内の電話番号を使って新規登録するケースでは、条件が違います。

つまり、中国でLINEを使う場合は、

  • LINEのアカウント
  • 電話番号・SMS認証
  • 中国の通信規制
  • 利用するVPN

を分けて考える必要があります。

ここは「VPNさえあれば何でも解決する」と考えてはいけないところです。

なぜ中国ではVPNによって「使える・使えない」が変わるのか

今回、私が特に興味を持ったのが、VPNなら何でも中国で使えるわけではないという点でした。

VPNにはさまざまな通信方式があります。

例えばWireGuard、OpenVPN、IKEv2などがあります。

日本国内で利用する場合には、こうしたプロトコルの違いを意識する機会はそれほど多くありません。

しかし、ネットワーク側でVPN通信を検知・制限する環境では話が変わってきます。

つまり、

「VPNを契約しているか」だけではなく、「どのような通信方式を使っているVPNなのか」

が重要になるのです。

私が中国東北部で使えたMillenVPN

私の体験では、中国東北部でMillenVPNを利用することができました。

ここから「MillenVPNなら中国全土で必ず使える」と結論づけることはできません。

中国のネットワーク環境は変動しますし、地域や回線による違いも考えなければなりません。

それでも、自分自身が現地で利用できたという経験は、VPNを考えるうえで非常に大きな意味を持ちました。

特に興味深かったのが、MillenVPNには「Native OpenConnect」という接続方式が用意されていることです。

OpenConnectは、Cisco AnyConnect互換のSSL-VPNとして知られる方式です。

ここで重要なのは、「企業が使うようなSSL-VPN」という点です。

VPNは「怪しい人が使うもの」ではなかった

VPNについて調べる前には、一般の人から見るとVPNは「匿名でインターネットを利用するための特殊な道具」という印象があるかもしれません。

しかし、企業のネットワークを調べていくと、VPNはまったく違う顔を持っています。

企業では、出張先から社内システムへ接続したり、海外拠点と通信したり、公共Wi-Fiから安全に業務システムを利用したりするためにVPNが使われています。

つまりVPNは、もともと「安全なネットワーク接続を作るための技術」なのです。

匿名化や動画サービスの地域制限回避だけを見ていると、この本質を見落としてしまいます。

デジタルノマドにとってVPNは「仕事道具」になる

私はこの点が非常に重要だと思っています。

例えば、ノートパソコンを持って海外を移動しながら仕事をするとします。

ホテルのWi-Fiを使うかもしれません。

空港のWi-Fiを使うかもしれません。

カフェのWi-Fiを使うこともあるでしょう。

しかし、そのネットワークを自分自身が管理しているわけではありません。

そこでVPNを使えば、少なくとも自分の端末からVPNサーバーまでの通信経路を暗号化できます。

これは「動画を見るためのVPN」とは、目的がまったく違います。

仕事をするために、信頼できる通信経路を確保する。

私にとってVPNの重要性は、こちらのほうが大きいのです。

大学のWi-Fiを調べると、企業のネットワークも見えてくる

さらに今回のAIとのやり取りでは、大学のネットワークについても考えてみました。

大学のWi-Fiでは、DNS、ファイアウォール、URLフィルタリング、通信ログなど、さまざまな方法でネットワークを管理できます。

例えば大学側が管理するDNSを利用していれば、どのドメインにアクセスしようとしているかを把握できる可能性があります。

また、ファイアウォールによって特定カテゴリーのサイトを制限することもできます。

ただし、大学のネットワークには研究・教育という目的があります。

企業と同じようにすべての通信を厳格に制御すると、研究活動や学術上のアクセスに支障が出る可能性があります。

そのため、大学と企業ではネットワーク管理の考え方にも違いがあります。

そして企業では、もっと厳格になる

企業では事情が変わります。

会社のネットワークには、単に「快適にインターネットを使わせる」という目的だけではなく、情報漏洩を防ぐという重要な役割があります。

そのため、ファイアウォール、VPN、認証、アクセス制御、ログ管理、DLP、CASB、SIEMなど、複数の技術を組み合わせることがあります。

ここで大学のネットワークを調べていたことが、企業のセキュリティを考える材料になってきます。

「ネットワーク管理者から見た通信」と「利用者から見た通信」は同じではない。

このことを理解するだけでも、VPNに対する見方はかなり変わります。

VPNを使えば「完全に匿名」になるわけではない

ここは強調しておきたいところです。

VPNを利用したからといって、インターネット上で完全に匿名になるわけではありません。

VPNを使えば、通信の経路やIPアドレスの見え方は変わります。

しかし、アクセス先のサービスにログインしていれば、そのアカウントとの関係は残ります。

また、VPN事業者側には通信を中継する役割があります。

したがって、VPNを「完全匿名化装置」と考えるのは適切ではありません。

むしろ、

「自分がどのネットワークを信用するのかを選択するための技術」

と考えたほうが、VPNの本質に近いのではないでしょうか。

中国東北部での体験から分かったこと

今回、中国東北部でMillenVPNを実際に使った経験から、私はVPNに対する見方が変わりました。

VPNは、単なる「海外サイトを見るための道具」でも「匿名になるための道具」でもありません。

利用する環境によっては、自分が必要とするインターネットへ接続するための重要なインフラになります。

特に海外で仕事をする人にとっては、この違いが大きいでしょう。

日本国内では当たり前のように使えていたサービスが、海外に出た瞬間に使えなくなることがあります。

そのとき初めて、「インターネットは世界中どこでも同じなのではない」ということを実感します。

VPNを選ぶときは「速度」だけを見てはいけない

VPN比較記事では、「通信速度」「サーバー数」「料金」といった数字が目立ちます。

もちろん重要です。

しかし、中国のようにネットワーク規制が存在する地域へ行く場合、それだけでは判断できません。

重要なのは、

  • どの地域で利用するのか
  • どの通信方式を使うのか
  • 自分の利用する回線との相性はどうか
  • 仕事に必要なサービスへ接続できるか
  • 接続できなくなった場合の代替手段があるか

といった点です。

特に海外で仕事をする人なら、VPNを「安いサービスを選ぶ」という発想ではなく、通信インフラの一部として選ぶことが重要だと思います。

中国で使えるVPNは「必ず使える」とは考えない

そして、私の体験を読んで「ではMillenVPNを契約して中国へ行けば大丈夫なのだ」と考えてほしいわけでもありません。

中国のネットワーク環境は変化します。

同じVPNでも、昨日は接続できたのに今日は接続できないということも考えられます。

また、地域や通信事業者によって結果が異なる可能性もあります。

したがって、中国でVPNを利用する場合は、「どのVPNなら絶対に使えるか」ではなく、「自分の滞在地域・回線・目的に対して、どの接続方式が適しているか」と考えるべきでしょう。

中国東北部での体験が教えてくれたVPNの本当の意味

私が中国東北部でMillenVPNを利用した体験は、一見すると単なる「中国でVPNが使えた」という話です。

しかし、そこからVPNについて調べていくと、かなり深い問題につながっていきました。

Wi-Fi管理者には何が見えるのか。

HTTPSだけで十分なのか。

大学は利用者の通信をどこまで監視できるのか。

企業ではどうなのか。

中国のようなネットワーク規制がある国では、VPNの方式によって接続できるかどうかが変わるのはなぜなのか。

そして、デジタルノマドにとってVPNは何を意味するのか。

これらを考えていくと、VPNは「怪しいことをするための隠れ蓑」という単純なものではないことが分かります。

自分の通信経路を、自分の目的に合わせて選択するための技術。

これが、私が中国東北部での体験を通じて考えるようになったVPNの姿です。

VPNを選ぶときには、「一番速いVPNはどれか」「一番安いVPNはどれか」だけではなく、「自分は何を守るためにVPNを使うのか」を最初に考えてみるべきでしょう。

私の場合、その答えは、単なる匿名性ではありませんでした。

海外にいても、自分に必要なインターネット環境を確保し、安心して仕事を続けるため。

中国東北部で実際にVPNを使った経験は、そのことを考えるきっかけになりました。

よくある質問

中国東北部ではMillenVPNが必ず使えますか?

いいえ。私自身は中国東北部で利用できましたが、これは特定の環境での体験です。中国では地域、回線、時期などによって通信状況が変化する可能性があるため、「必ず使える」とは言えません。

中国ではVPNなら何でも使えますか?

いいえ。VPNには複数の通信方式があり、ネットワーク側の制限によって接続できない場合があります。中国での利用を考える場合は、サービス名だけでなく接続方式にも注目する必要があります。

VPNを使えば完全匿名になりますか?

なりません。VPNは通信経路やIPアドレスの見え方を変える技術ですが、利用するWebサービスのアカウント情報などまで消してくれるわけではありません。

中国でLINEを使うためにVPNは必要ですか?

中国のネットワーク環境ではVPNがアクセス手段の一つになる場合があります。ただし、LINEのアカウントや電話番号、SMS認証などはVPNとは別の問題です。「VPNさえあればLINEに関するすべての問題が解決する」と考えるのは適切ではありません。

デジタルノマドにVPNは必要ですか?

必須とは言えませんが、海外のホテル、カフェ、空港などで仕事をする人にとっては有力なセキュリティ手段です。特に業務システムへのアクセスが必要な人は、VPNを娯楽目的とは別の視点から検討する価値があります。

まとめ

中国東北部でMillenVPNを利用できたことが、私にとってVPNを考え直すきっかけになりました。

VPNは、プライバシー保護、公共Wi-Fiの安全性、地域制限への対応など、さまざまな用途があります。

しかし、海外で仕事をする人にとっては、それ以上に「必要な通信環境を確保するためのインフラ」という側面があります。

中国のようなネットワーク規制のある地域では、VPNサービスの名称だけではなく、通信方式や現地ネットワークとの相性まで考える必要があります。

私自身の中国東北部での体験は一例に過ぎません。

それでも、実際に現地でVPNを使ったからこそ、「VPNとは何なのか」を利用者の立場から考えることができました。

VPN選びで最も重要なのは、「有名なVPNだから」ではなく、「自分は何のためにVPNを使うのか」を明確にすること。

これが、今回の体験から私が得た一番大きな結論です。

〆最後に〆

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